おかざき じゅん岡崎 淳
営業部 マネージャー/2020年入社
広告代理店を経てニューヨークに渡り、FIT(Fashion Institute of Technology)でファッションビジネスを学ぶ。糸のスペシャリストによる少数精鋭集団の強みを生かし、大企業にはできない挑戦を積み重ねながら、丸安毛糸の100年企業への道を切り拓く。
丸安毛糸のあるがまま

本投稿は note.com にて 2026年3月30日から4月22日まで、全4回に渡って連載されたものをまとめた記事になります。
70周年式典が無事に終了した後、そのまま京都に残り、社員旅行を楽しみました。もちろん!ただの旅行とならず、あらゆる行程が岡崎社長ならではのこだわりにあふれていて、貴重な体験がいくつも生まれた時間となったようです。
「ありきたりの京都旅行」ではない、丸安毛糸ならではの旅の様子を、写真とともにお伝えします。

おかざき じゅん岡崎 淳
営業部 マネージャー/2020年入社
広告代理店を経てニューヨークに渡り、FIT(Fashion Institute of Technology)でファッションビジネスを学ぶ。糸のスペシャリストによる少数精鋭集団の強みを生かし、大企業にはできない挑戦を積み重ねながら、丸安毛糸の100年企業への道を切り拓く。

まつい ゆうさく松井 裕作
営業部 ゼネラルマネージャー/2007年入社
様々なデザイナーとともにオリジナルの糸やテキスタイルを開発し、常に新しいクリエーションに挑み続ける。ものづくりへの熱いパッションとアーティストへの深いリスペクトを胸に、丸安毛糸の糸が世界の舞台で輝く瞬間を追い求める。携わった服が世界的により高い評価を得ることが、何よりの目標。

おおくぼ ちせ大久保 千聖
素材部 企画部門/2006年入社
子どもの頃からの編み物好きが高じて、ニットの楽しさと知識を広める活動に携わる。手芸糸ブランド「60ろくまる」の立ち上げやメディア「ニットラボ」の運営を手掛けながら、妥協しないものづくりの姿勢で、丸安毛糸ならではの糸の魅力を世の中へ届け続ける。

やぎ ゆきこ八木 由紀子
企画部 Dipリーダー/2017年入社
大学でファッションの基礎を学び、織物工場でのテキスタイル企画デザイン職を経て丸安毛糸へ。和紙を使った糸など、素材の可能性を広げる新商品の企画に情熱を注ぐ。ファッションとものづくりへの深い愛情を原動力に、印刷物からビジュアルまで、丸安毛糸の「顔」を丁寧に作り上げる。

おかざき さつき岡崎 彩月
広報担当/2024年入社
IT企業での広告営業・広報・ソーシャルメディア運営などマーケティング領域での経験を生かし、丸安毛糸のブランド「MONTELUCE」の魅力を発信する。職人やアーティストの思いを丁寧に言葉へ変え、丸安毛糸の今とこれからを広く伝えることをミッションとする。
――社員旅行は、いつから行かれたのですか?
大久保:
70周年記念式典の翌日からです。
京都で式典を開催していたので、そのまま京都に残って一泊二日の社員旅行となりました。
――式典と社員旅行がセットだったんですね。
大久保:
はい。70周年の展示会→記念式典→二次会があった翌日の朝8:45に伏見稲荷集合で、社員旅行はスタートしました。
――休む間もなく社員旅行だったのですね。
社長:
せっかく京都に来ているのだから、そのまま社員旅行にしたの。
糸や色に関する、京都ならではの感性みたいなものを学べれば、という気持ちがあって。
行くところは、事前に全部僕が決めたんだけれど、清水寺とか金閣寺とか、そういうところは一人でも行けるじゃない?
そうではなくて、文化的でなかなか体験できないようなことをみんなで味わってほしくて。
まあだから、社員旅行だけど、研修旅行でもあるんだよね。

社員旅行初日は伏見稲荷からスタート。右から2番目が大久保さん。
淳:
伏見稲荷はすごくよかったんですが、ちょっと事件がありまして。
八木さんが大寝坊で来なかったという(笑)
八木:
すみません!!
社長:
伏見稲荷の、通常は入れない社務所に特別に上がらせていただいたんですよ。
そこでみんなが「あれ?八木さんいない?」「いないいない!」って(笑)
松井:
電話したらまだホテルにいて、「今、起きました!」って。
八木:
ほんと、申し訳なかったです……
疲れて起きれなかっただけで……。
――ただただ疲れていたと?
八木:
はい。
アラームはもちろんかけていたし、(岡崎)彩月さんも何度も電話をくれたのですが、無理でした(笑)
――電話で起きた時、どんな気持ちでしたか?
八木:
それがですね…こんなこと言うと怒られちゃいそうなんですが、「もういいや」と思っちゃって(笑)。
あまりにも派手に寝坊してしまったので、もう今日はこのままホテルで寝ていようかな、ぐらいに思ってしまいました。
だけど、さすがにそれじゃいけないと思い直し、慌てて向かったら、みんな笑って迎え入れてくれて。
松井さんの電話で起きたんですけれども、松井さんも「ゆっくりでいいからね」と言ってくださって、
「何時頃には着きそうです」って連絡したら「駅まで迎えに行ってあげる」とも言ってくれて。
すごく暖かくしてくださって、なんかもう本当にすいません、という感じでした。
――みなさん、優しいですね!
八木:
私がいない時に集合写真を撮っているんですが、後で淳さんが、私が欠席扱いの写真を作ってくれて。
よく学校の写真である、欠席の子が枠の中にいるやつ。
淳:
Photoshopで作りました!いいでしょ?

これが淳さん作の「八木さん欠席写真」!
――みんな面白がってくれているんですね。
社長:
雑な感じが、なんともいいよね(笑)
ここはなかなか拝観できない貴重な場所なのに、こんな風に加工しちゃって。
大久保:
将棋の藤井壮太さんが対戦した場所なんだそうですよ。
八木:
えー!そうだったんですか?!残念…。

無事に伏見稲荷に着いた八木さん(左)、寝坊したとは思えないさわやかな笑顔!!

非公開の社務所に特別に上がらせていただきました

美しい襖絵は画家の天野喜孝さんが奉納した作品

王将戦の舞台となった対局の間にて、エア将棋をする岡崎社長(左)と田崎さん(右)

淳さんと彩月さんご夫妻
――伏見稲荷の後はどちらに行かれたのですか?
大久保:
眞如寺で、茶道体験でした。
すっごく良かったです!
裏千家のトップクラスの、とても偉い業躰先生という方がお点前をしてくださって。
もう、ひとつひとつの所作が本当に美しくて、貴重な体験でした。
社長:
まさに京都の「もてなし」を体感したよね。
こういう体験は、一人だと絶対にできないでしょ?
社員みんなで行けて本当によかったよ。
大久保:
全員、真っ白の靴下を持参して、お寺に入るときに履き替えて、お茶をいただきました。
そういうのも特別感があって、背筋が伸びるような思いでした。

眞如寺の美しい境内

非公開の法堂を、ご住職直々にご案内いただきました

彩月:
茶道で、もてなされる側も、そのもてなしを受けた時の心を受け止めて、感謝の思いを返すのがマナーですよ、というお話があったんです。
式典では、私たちはもてなす側だったんですけれど、もてなされた側のお客様から、笑顔や感謝の言葉をたくさんいただいて、本当に嬉しかったんです。
ですから、これからは仕事でもプライベートでも、おもてなしを受けたときは、ちゃんと気持ちを返そう、と思いました。

茶道からたくさんの学びを得た彩月さん
――自由時間はあったんですか?
彩月:
伏見稲荷と茶道体験の間に、街を散策しました。
八木:
伏見稲荷の周りはお稲荷さんが名物で、おいしかったです!

寝坊してもお腹は空きます!

甘いものは別腹♪
大久保:
夕飯は、祇園の「十二段家」というお店で、しゃぶしゃぶを美味しくいただきました!
なんと、予約不可のお店なのに、貸し切りで楽しませていただきました。

この見事なお肉!!!式典の疲れも癒えます

お腹いっぱいでご機嫌です
――社員旅行2日目の様子を教えてください。
八木:
建仁寺での座禅体験からスタートしました。
7:45からだったんですが、朝の澄んだ空気の中、素晴らしい景色を見ながらの座禅はすごく良かったです。
お香の香りも素敵で、本当に心が落ち着きました。

禅寺特有の苔庭や石庭が美しい建仁寺


彩月:
ただ、本当に寒くて寒くて。手が凍えそうでした。
社長:
行ったのが11月15日で、この日の京都はとても寒かったんだよ。
大久保:
寒かったですねー!
最初は、裸足にならないといけないと言われていて、ドキドキしていたのですが、ご住職が「靴下を履いたままでいいですよ」と言ってくださって、みんなすごくほっとして(笑)

ここで座禅体験をさせていただきました
淳:
住職が座禅初心者の私たちに丁寧に寄り添ってくれて、とてもありがたい時間になりました。

座禅で瞑想する時は、五感を研ぎ澄ますために空腹状態が望ましいそうです

ということで、座禅の後は瓢亭で朝粥を美味しくいただきました

2日目の自由時間は美しい紅葉で有名な南禅寺を散策

彩月:
午後からは、平安神宮に行ったのですが、私はここのお庭が一番印象に残りました。
平安神宮の権禰宜(ごんねぎ)でいらっしゃる、南坊城(みなみぼうじょう)さんからご説明いただいたのですが。
京都を感じたいがゆえに、江戸時代のお殿様は京都のお庭を移築したとか、
庭に立派な松が何本もあるのですが、その1本1本に庭師がついてすべて管理しているとか、
本当に、印象的なお話をたくさん聞かせていただきました。
この広大な庭の隅々まで、長い年月をかけてお世話をしている人たちがいると思うと、また見る目が違ってきますよね。

庭師が1本1本管理している立派な松

社長:
僕は、平安神宮は何回か訪れているんだけれども、やっぱり今回みたいに説明を聞きながら見ると、全然違うよね。
庭を流れている川の流れが、鴨川と一緒とか。
彩月:
そうなんですよ。
速度が一緒なんですって。
あとは、渓谷を作るために、石を積み重ねた小川を作るとか。
あえて流れをゆっくりにして、時の流れを感じさせる、とか、初めて知りました。

細かく計算しつくされた美しい小川



社長:
実は、平安神宮も、70周年式典の会場候補地だったのよ。
――そうだったんですか?!
――平安神宮が70周年式典の会場候補地だったということですが……
社長:
さっきも言ったように、僕は平安神宮が大好きなのよね。
だから、ここでできたらいいな、と思って、視察に行った時に部屋も全部見せていただいたの。
庭も部屋もすごくいいなあ、と思って。
でも、庭が広い分、雨が降るとお客様が大変でしょ?
そういう心配もあって。
お客様のことを第一に考えて、今回は竹芝楼にしました。
だから、社員旅行で平安神宮にみんなで行けて本当によかったよ。

岡崎社長は平安神宮の庭、特に小川が大好きです
――平安神宮でも、特別な体験ができたのですか?
大久保:
十二単体験をしました!
社長:
今回は糸や繊維についても勉強してほしかったから、着物と触れ合う体験をしたかったの。
十二単を実際に着るなんて、一人じゃなかなかできないでしょ。
で、社員二人に実際に着てもらったの。

男性は田崎一秀さんが体験

女性は片野恵土さんが体験。1枚ずつ重ねていきます!経過をお楽しみください。





見守る社長たちも興味しんしん

着付けをしてくれる方も真剣です!

完成!

平安の世から抜け出してきたような田崎さんと片野さん
社長:
社員たちからたくさん質問が出たんだけれども、先方も「さすが繊維関係の方々ですね。質問の感覚が一般の方々と違います!」と言ってくれて。
なんか嬉しかったね。
大久保:
着た後も、すごく面白かったんです!
社長:
そうなのよ。
重ねた着物が、そのままの形でスポっと抜けるの!

片野さんからスポっと抜けた十二単に、社長もびっくり

彩月:
着物を1枚着るたびに紐でしばっているんですが、それだけで重ねているので、人が抜けるとそのままの形で残るんですよね。
社長:
あれはすごかったね。
八木:
すごかったです!
もぬけの殻という言葉は、ここからきているという説があるそうですよ。

二人が脱ぐとこうなります。まさに「もぬけの殻」!
【もぬけの殻の由来】
絹の着物を何枚も重ね合わせる十二単は、総重量が10~20㎏もあり、羽織るように着付けられることから、肩をすくめて滑り落とすように脱ぐ作法がありました。
人が抜け出たあとも、張りのある生地は形を保ち、まるで人が座っているかのように残ります。
その視覚的なイメージと、衣装が抜け落ちる様子がへびなどの脱皮を彷彿させることが、「もぬけの殻」という言葉の由来とされています。
【片野さんの着てみた感想】
着物を重ねる度にずっしりと重みを感じましたが、色が重なっていくのがとても綺麗でした。
特に襟元の重なりを見ると、色の重なりのバランスがとても素敵で
貴重な体験ができて良かったです。【着物について】
呉服に関しては詳しくはないですが、絹の光沢や細かい模様が美しいと思いました。
色に一番感動しました。
普段、洋服を扱っているので和色に触れる機会が少ないですが、
着物の色ならではの伝統的な色が綺麗に付けられており素晴らしいと思いました。

見事な襟元の重なり

美しく気品高い着物

社長:
今後、糸の企画やコンセプトを作るときに、こういう色そのものや世界観に触れた体験が、仕事にもきっと活きてくると思うんだよね。
大好きな平安神宮で、こういう特別な体験ができて、本当によかったよ。
――それでは、社員旅行、あるいは式典全体通しての、感想を聞かせてください。
松井:
実は、式典の食事会の時に、僕、ちょっと泣いちゃったんですよ。
――そうだったんですか?!
松井:
そうなんですよ。
もうあれは仕方なかったというか、うん…。
ただただ無事終わったことにほっとしていて、
そこからの社員旅行ですから、もうなんにも考えてなくて(笑)
みんなについていけばいいや、という感じでした。

ハードな展示会が終わり、ほっと一息の松井さん
松井:
で、式典の話に戻ってしまいますが。
社長が、この70周年は、自分が社長のうちは多分これが最後の周年行事になるだろう、みたいなことをおっしゃっていて。
でもそれを聞く前から、なんとなくそういう感じもしていたんですよ。
周年行事って、会社の社長として、一つの集大成みたいなものじゃないですか。
そこに対しては、やはり思うところはたくさんありますよね。
無事に終了して、お客様が笑顔で帰ってくださったのは、何よりの成功の証として捉えていいんじゃないかなって思っています。

70周年式典は、みなさん笑顔でお開きとなりました

岡崎社長、淳さん、松井さんでお見送り
松井:
で、終わって仕事がすっかり楽になるかと思ったら、そんなことはまったくなくて(笑)
今回の展示会も、ゴールではなくて、作品にはまだパリコレという続きがありますからね。
こいういうイベントが頻繁なのはちょっと嫌なんですけど(笑)
たまになら、いいもんですね。
――淳さんはいかがですか?
淳:
もう社員旅行は、無邪気にパーッとやりたい、という感じでした。
大久保・八木・彩月:
パーッと(笑)
淳:
そう、もう思いっきり無邪気に(笑)
何も考えずに遊ぶ!
そう思って、楽しんできました。
今回、社員のみなさん全員、本当に頑張っていただいたんですよ。
表に出ない完全な裏方で、ご飯も食べずに、お客様のために働いていただいて。
だから、旅行ではみなさんに思い切り楽しんで欲しかったので、自分もしっかり楽しみました。

平安神宮の美しい庭を楽しむ淳さん
淳:
世の中は効率化重視みたいな感じがあるけれども、うちの会社ならではの伝承されていく文化があると思うんですよね。
以前もお話しましたが、それが現場力だと思っています。
そのみんなの力で、お客様に本当に喜んでいただけて、お客様同士のクロスポイントも作れて無事に終わったので、大成功だったと思っています。
――社長はいかがですか?
社長:
社員みんなで特別な体験をしたい、というのが一番の思いだったから、それが実現できていい旅行だったと思っている。
本当に僕は、やりたいことだけを伝えて、あとは丸投げだから。
それをみんながしっかり読み取ってくれて、思い描いた通りの結果を見せてくれる。
感謝ですね、本当に。

伏見稲荷にて。いい笑顔の岡崎社長
社長:
いろいろあったけど、今回の式典はこれからの丸安毛糸の方向性を示す、とてもいいものになったと思うよ。
いい式典だったし、いい社内旅行でした。

(70周年記念式典と社内旅行のお話はこれで終わりです。お読みいただきありがとうございました。)
今回の記事はいかがでしたか。あるがままの私たちを知ってもらえれば幸いです。
丸安毛糸は『世界中のニットを愛する人たちが集う会社』です。私たちは、ニットを愛し、新たな挑戦に立ち向かい、未来を切り拓いていく仲間を募集しています。
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