先輩インタビュー

入社してから気付いた、仕事でかなえたい夢

  • 素材部
  • 製品部

入社14年目

佐野貢士

・なぜ丸安毛糸に入社したのか?

元々はアパレル業界での仕事を夢見て専門学校に入学しました。
学生生活を過ごすうちに、ひとつのブランドで働くことよりも、たくさんのブランドと仕事をするためにはどうしたらよいかと考えるようになり、あらゆる職種の中からニット業界では糸商という仕事があることを知りました。
はっきり言って、糸屋さん、糸商、と呼ばれるこの仕事についてはどんなものか想像がはっきりついていたわけではありませんが、前途の通りたくさんのブランドと仕事ができるかもしれない、というところだけ想像通りでしたので、今もこのポジションを楽しむことができております。

・どんなことがしたいと思って入社しましたか?それは今出来ていますか?

入社10年目

仕事に夢を見るようになったのは入社してからです。
入社前からはっきりとやりたいことや具体的な夢を持っていたわけではありません。
素材部のスタッフとして入社後、数多くのアパレルブランドさん、紡績工場さん、撚糸工場さん、染色工場さん、ニット工場さん、他にもたくさんの方々と仕事をすることができ、きついこともたくさんありましたがニットの仕事の面白さにどんどん惹かれていきました。

ニット業界は生産の工程ごとに細かく分業がされており、私たちは素材開発と編地の開発、その提案と販売がメインであるため、その分幅広い方との接点を持てる仕事ですが、入社10年が経ったころ、この会社で覚えたニットの面白さをもう少し自分なりに踏み込んで表現できないかと考えた頃に、ちょうど会社からも他部署への転籍のお話を頂き、誰もやったことがないならやってみようと現在の製品部へ移籍しました。
現在は引き続き素材の販売に加えて製品のOEMのお仕事も並行して、ある意味ニットのなんでも屋として一所懸命働いています。

また、この仕事を通してニットの面白さに惹かれるうちに、元々大好きだった音楽業界やスポーツ業界とも何かセーターを通して仕事がしたいなと夢を見るようになりました。

全くの夢物語でしたが、こうしたことも言葉にしてみるもので、これらの夢は少しずつ叶い、子供のころから一番の憧れであるロックンロールミュージシャンの方と衣装や別注生産でニットを作らせて頂くことが出来ました。
その時のご縁でアパレルブランドさん以外のお仕事も楽しくやらせて頂いております。

・丸安毛糸に入社して良かったことは?

ニットで夢を見れたことと、チャレンジをさせてもらえる環境にあると思います。スタッフそれぞれの個性も強く、幅広い年代が働いているので刺激がたくさんもらえることも魅力です。

・あなたが思うニットの良さは?

いつまでたっても完璧になれないところです。
業界の歴史なのか、糸作りやニット作りをするうえで明確なルールやこれといった決まりがほぼ存在しません。
何をやるにも各工場さんや職人さんのノウハウで少しずつ違い、同じ条件で作ったとしてもそれぞれに個性が出るほどニットの仕上がりが変わります。
量産品を作る仕事としては不都合なこともありますが、深掘りすればするほど新しい知識や発見があるところがいつも面白いなと思うのと同時に、まだまだ勉強不足だなという気持ちにさせてくれます。
アパレル業界内でもニットに特化したプロフェッショナルは貴重な存在となり得るので、私もそうなれるように日々精進しています。

佐野貢士

  • 素材部
  • 製品部

入社14年目

私の担当は糸という素材の仕事ですから、服をデザインすることはありません。しかしながらデザイナーと打ち合わせをおこない、糸の選択やニットテキスタイルを提案することができます。

自分のアイディアが採用され、いざ商品が完成すると、私のイメージを遥かに超えた素敵な商品に仕上がっていることが多々あります。同じテキスタイルを採用してもブランドによってそれぞれの色が出た、まったく異なる商品ができあがります。

我々の仕事は、素敵な商品が作られていくまでの大事な過程を、顧客と一緒に考えられることに魅力と誇りを感じます。

と、偉そうに語っていますが、ニットのことを学ぶまではデザイナーに代表される表立った仕事しか知りませんでした。丸安毛糸で働くにつれ、我々素材メーカーの仕事や、洋服のデザイン過程、そして工場での製品化の流れを体感し、糸の奥深さに気づきました。顧客から信頼されるパートナーとして成長を続け、素材を取り扱う専門家としてのキャリアを積めるよう励んでいます。

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