Artist Interview
作品にかけた想い
この絵は、丸安毛糸(株)の近くにある両国国技館や両国橋などの景色やモチーフを中心に描いています。これは、日本国内にとどまらず世界的に存在感を強めている丸安毛糸製の糸を、丸安毛糸の皆さんが慣れ親しんだ場所から世界へと届けている様子を表現するためです。賑やかに橋を渡る姿には、「みんなで一緒に」喜びを分かち合う幸せに満ちた企業理念や、糸や橋が異なる世界を結びつけるイメージを重ね合わせています。誹謗中傷や格差、分断など、人々の間に亀裂が生まれがちな現代社会において、この絵を通じて、皆が一丸となって楽しむ明るい風景を伝えたいという想いと、糸が架け橋となって丸安毛糸株式会社が未来へと続いていく願いを描きました。

西垣肇也樹 画家
1985年兵庫県生まれ。2012年京都造形芸術大学 大学院修士課程修了。芸術祭のあり方を芸術からではなく、銭湯を取り巻く環境の双方で捉え直した『京都銭湯芸術祭』の企画運営、赤帽を受け継いだ美術輸送、敗戦国日本人の器としてのゴジラを、山水や円相などの日本古来の手法を使って水墨で描くなど、領域を横断しながら表現の可能性を探る。近年はカタール、NY、台南、香港にてレジデンスや個展と国際的に活動する。










