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糸て彩す

寺田典夫 YOKE designer

寺田典夫 Norio Terada / YOKE designer

YOKE(ヨーク) “つなぐ”という意味を持つ言葉。人と人、モノとモノ、過去と現在、個と社会、そのあいだに生まれる見えない関係を、服という形でつなぎとめていく。

デザイナーの寺田典夫(Norio Terada)は、1983年生まれ。文化服装学院を卒業後、国内ブランドなどで経験を積み、2018年に自身のブランドYOKEを立ち上げた。

YOKEが目指すのは装うことによって生まれる“関係のデザイン”。それは単なる洋服のデザインではなく、記憶や時間、人の温度が交差する“余白”をかたちにする行為。

クラシックなメンズウェアの構造を土台に、日常の中に静かに寄り添う佇まいを追求する。無理のないシルエット、穏やかな色、手の跡が残る素材感。どの服も強く主張することなく、着る人の人生にすっと溶け込むように設計されている。

YOKEの服は誰かの手を経て誰かの身体を通り、また次の人へと渡っていく。その連なりの中に生まれる「つながり」こそがブランドの本質であり美しさの源である。

寺田は、アート・写真・建築など多様な文化からインスピレーションを受けながら、形の内側にある“感情の構造”を探り続けている。それは「形のその先にあるもの」— Beyond Form —を見つめる旅のようなもの。

2022年 TOKYO FASHION AWARD を受賞。2026年、Fashion Prize of Tokyoを受賞。パリ・メンズ・ファッションウィークでのプレゼンテーションを予定しており、日本の繊細なクラフトと現代的な感性が交わる新しい表現を世界へと発信していく。