• アパレル業界の方へ
  • 学生の方へ
  • 編み物好きの方へ
  • 一般の方へ

編み物好きの方へ 杢糸(もくいと)とは…

杢糸(もくいと)と糸の種類(糸形状)の名前です。
配色したり、柄を組んだりしなくても、編むだけで色のミックス感が出せるもが杢糸の一番の魅力です。

杢糸とは、同じ番手で、2色以上(異色)の糸を2本以上撚り合わせた糸。

杢糸図解

2本(2色)で、杢糸(もくいと) 3本(3色)で、三つ杢糸(みつもくいと) 4本(4色)で、四つ杢糸(よつもくいと)となります。イタリア語で、Murine(ムリネ)といいます。糸の最新トレンドはイタリアより発信されますので、この“ムリネ”という言い方をする場合もあります。

「杢糸」とか「杢調」・「杢っぽい感じ」など、杢(もく)という表現で、アパレル業界ではよく使われ、「〜杢」と表現することが多くあります。この杢糸から派生した表現であります。
色の見え方が、”ミックス”(一色ではありません)という意味の表現としてさまざまな「杢」という言葉が使われています。
色々な糸を組み合わせてあんで、「杢」(ミックスカラー)を表現するのもいいと思います。

  • 杢糸の見え方
  • 杢糸の商品例
  • よくある質問
  • 杢糸を購入する

杢糸の代表的な色の見え方

杢糸の色の見え方

同じ糸でも色の組み合わせを変えるだけで、無限のバリエーションが生まれます。絣染めの糸や、ボーダー柄の編地などとはまた違った独特な色の見え方になります。それが杢糸の魅力であります。近くでみるのと、遠くから見るのでは色の見え方が変わってきます。ニット製品を作るうえでは、このような杢糸の見え方についても理解しておく必要があります。その例をご紹介します。


白と黒の杢糸の場合、近くで見ると、ごま塩のように白も黒も見えますが、遠目で見ると、色が混ざりってグレーに見えます。

色のイメージをつかむためにも製品を作る際は、そのことを意識して、編地も少し離れて見るといいかもしれません。思ったよりも濃くなったり、薄くなったり印象が変わってきます。
2色の色差が大きいと、色味の主張が強いので、編地の柄はあまり映えないかもしれません。せっかくの編地の凹凸感がわかりにくいことがあります。「杢糸でケーブル柄を編んだのに、全然目立たなかった・・・」という話をよく聞きます。色差のある杢糸は、杢糸は天竺目で使うと良いでしょう。

色味の差が大きい+濃くてはっきりした色を組み合わせると、とっても強烈な印象に。強烈なインパクトを与えたいデザインには最適です。
逆に、似たような色を合わせると、より色が混ざり合って見えます。柔らかく、優しい印象になりますので温かみもでます。

 

オフホワイトや、ベージュの組み合わせは、よりナチュラル感がでています。また、ぼやけたような色味になってくるので、タイトシルエットではなく、直線的なゆったりしたシルエットが似合うと思います。

多様化する「杢糸」の注意点。

「この糸も杢糸ですか?」と質問されることがありますが、そうとは限りません。「杢糸がほしいのですが?」という依頼を受けても、お互いが想像している杢糸のイメージが異なることがよくあります。

なぜなら、「杢糸」とか「杢調」・「杢っぽい感じ」など、杢(もく)という表現で、ニット業界ではよく使われ、「〜杢」と表現することが多くあります。「杢」とついたからと言って決して杢糸の意味ではありません。色の見え方が、”ミックス”(一色ではありません)という意味の表現として使われることがあります。

ファンシーヤーンの杢糸

その他にも今はファンシーヤーンが多様化していますので、先ほどの説明では、同じ番手の糸を撚糸するということでしたが、今では、違う種類の糸(異番手)の糸を撚糸する「杢糸」も多くあります。
色の組合せで、オリジナルのカラーが出せたり、異素材を使うと、独特の風合いが出せたりします。ファンシーヤーンとストレートの糸という組合せもあります。
いつくかの商品例を編地アレンジの解説を加えてご紹介します。

スラブヤーンの杢糸(秋冬用)。
ブラック×ホワイトなどの反対色と使うと、コントラストを出すことができます。
イエローカラーのアクセントを入れることで、ベーシックなイメージから女性らしいかわいいデザインになります。

 


 

光沢糸を加えた杢糸(秋冬用)カジュアルで少しメンズライクな印象のニット製品になる糸です。おすすめのデザイン&コーディネートは、メンズライクな大きめシルエットのデザインに白シャツをコーディネートすると、より女性らしい印象になります。

 


 

スラブヤーンの杢糸(春夏用)絣のスラブヤーンと単色のスラブヤーンのファンシーヤーン同士の杢糸です。
スラブの節が2倍になるので、形状感が強調され印象深い糸です。
派手な糸ですが、このように単色の糸と一緒に使うのがおすすめです。
アクセントカラーのイエローを入れることにより、デザインのポイントになります。

 


 

リネン100%の5色杢糸。
より色のミックス感が加わり、印象的な色合い。5色も色が加わりグラデーションの効果が出ます。全体的な色合いに深見をくわえたいデザインにおすすめです。単色よりも奥深い印象に。
色差も中和されるので、通常の杢糸では映えない地柄も映えます。

 


〜杢糸ではないが、杢っぽさの編地表現方法〜

また、この杢糸人気に派生して2色以上の糸を引き揃えてあむと、糸がミックスされ杢糸で編んだような色合いを出すことが可能なのです。
いつくかの商品例を編地アレンジの解説を加えてご紹介します。
わざわざ、糸を撚糸しなくても引き揃えるだけですのでこの方法での表現は多くなっています。

この方法を使うメリットは・・・
糸を撚糸していないので、編地の風合いが杢糸よりもふんわりと軽く上がります。
モヘアなど、毛羽感のある糸は杢糸にすると、風合いが出ない場合もあります。
また、色の見え方が一定ではありませんが、それが味として喜ばれることも多いです。
そして、コストや納期面でも、杢糸の場合は使う色の倍数のロットが必要になり、撚糸期間も必要になります。
デザインとリードタイム等の兼ね合い含め、どちらの方法が良いのかアドバイスしています。

モヘアの糸3色引き揃えた編地。
モヘアの毛が出ているので、柔らかい見え方に成ります。
毛羽のある糸は、杢糸より引き揃えがおすすめです。

先ほども説明しましたが、杢糸は多様化していますし、表現方法の言葉になろうとしています。
「杢糸」とか「杢調」・「杢っぽい感じ」など、杢(もく)という表現で、ニット業界ではよく使われます。
なので、杢糸と一概にはできませんのでご注意くださいね。

杢糸の使い方・着こなし方いろいろ。

〜ファンシーヤーンの杢糸〜
その他にも今はファンシーヤーンが多様化していますので、先ほどの説明では、同じ番手の糸を撚糸するということでしたが、今では、違う種類の糸(異番手)の糸を撚糸する「杢糸」も多くあります。
いつくかの商品例とコーディネート例をご紹介します。杢糸のニットを買うときやコーディネートするときに参考にしてくださいね。

脱カジュアルできる杢糸
ニットブラック×ホワイトなどの反対色と使うと、コントラストを出すことができます。
杢糸はカジュアルな印象のニットになりやすいので、黄色いラインでアクセントを入れることにより、カジュアルすぎない印象になりますので、ひと工夫を加えたデザインの杢糸ニットがおすすめ。

 


 

杢糸にニットをきるだけで、好印象に。
絣染めの糸の杢糸のニット。
ゾッキだと少し派手な印象だが単色の糸と組み合わせることで、杢糸がアクセントになり全体感にまとまりがでます。

 

杢糸ニットは色がカラフルなので、コーディネートいらず。単色のニットを着た場合の比べると、杢糸を使ったニットの方が好印象に。
着やせ効果もあります。

 


 

多色の杢糸は、さりげないグラデーション効果に。
5色杢糸。グラデーションのような色のミックス感が印象的な色合い。

 

〜杢糸ではないが、杢っぽさの編地表現方法〜

また、この杢糸人気に派生して2色以上の糸を引き揃えて編むと、糸がミックスされ杢糸で編んだような色合いを出すことが可能なのです。モヘアの糸を3色合わせて編んだ編地。杢糸のようなミックス感が出せます。

ニットやニットファッションなどニットに関する情報をブログで配信しています。
そちらもぜひ、ご覧になって下さいね〜。

杢糸に関するよくある質問

オリジナルの杢糸は作成可能でしょうか?

杢糸は、色糸を撚糸し作成しますので、どの糸でもオリジナルで作成が可能です。ミニマムkg数は素材によってことなりますのでお問い合わせ下さい。

杢糸を編む際にどんな柄がおすすめですが?

杢地は、色の見え方が特徴的です。
地柄(ケーブル柄など)は柄が目立たないので柄を目立たせたい場合は、杢糸は向いてません。

杢糸を使わずに、杢糸みたいな見え方の製品をつくるのは可能ですか?

色の違う糸を引き揃えて編むと、杢糸の雰囲気が出せます。
詳しくは杢糸の使い方いろいろを参照下さい。

杢色とTOPカラー(メランジカラー)は何が違うのですか?

杢糸から派生した「杢」という言葉の表現が、色がミックスではないという意味合いをもってニット業界では広く使われています。
基本的に杢糸は、色糸を撚糸したような色。TOPカラー(メランジカラー)は色わたを紡績した色を指します。
また、染色の際に染め分けをした場合は、TOPカラー(メランジカラー)の色と区別するために「杢」という表現を付けることがあります。

杢糸を使った製品を企画する際に気を付けることはありますか?

杢糸は、近くで見るのと遠くで見るのでは色の見え方が変わってきます。
色を決める際には遠目で見てから色を決めると、商品になったときのイメージが湧きやすいです。

杢糸って流行ってますか?

杢糸は昔からある定番素材ですが、ここ数年でトレンド素材として人気が急上昇しています。
なぜなら、今のトレンドは色合いをいかに豊かにみせるのかがトレンドのキーワードでもあります。
今まではエコロジーというトレンドキーワードがあり、これによりナチュラル素材・ナチュラルカラーばかりの商品が店頭に並びました。その反動に、2013年はカラフルな色合いで楽しみファッションが注目されています。
このトレンドは、2014SSも続いていきます。

  • 代表ご挨拶
  • 丸安ヒストリー
  • スタッフ紹介
  • メディア掲載
  • ニットの豆知識
  • よくある質問
お問い合わせ
来社予約
backtotop backtotop