綿番手と毛番手の違い

【線番手と毛番手の違い】

今回は社内からの質問があった、綿番と毛番の違いについてお話したいと思います。

確かに、同じ糸でも綿番表記したり、毛番表記したりするのでややこしいですよね。
通常は、
分母が大きくて、分子が小さいのが毛番
(例.2/48(よんぱちそうし))
分母が小さくて、分子が大きいのが綿番
(例.40/2(よんまるそうし))
という風に見分けることができます。(例外もあるのでご注意を!)

まず、何が違うかといいますと、
紡績の方法が違います。
毛番で表示するもので代表的なのは梳毛です。
梳毛は、梳毛紡績でひいたウールを言いますが、梳毛紡績は繊維長が長くないとひけません。
(約76mm)

それに対してコットンは、繊維長が長いものでも4センチほどしかありません(38mm)。
なので、梳毛の紡績の機械ではひくことができないので、綿紡績でひくことになります。
綿紡績でひいたものは、綿番手で表示します。

しかし!
綿紡績でひいたものも、毛番で表示することがあります。

たとえば、丸安毛糸の人気素材「Khufu 602」と「Khufu 402」を例にとると、 「Khufu 602」は毛番の2/100と表記していますが、本当は綿番の60/2です。
(綿番60/2=60×1.7=102なので、毛番で約2/100と表示)

「Khufu 402」は毛番の2/68と表記していますが、本当は綿番の40/2です。
(綿番40/2=40×1.7=68なので、毛番2/68と表示)

なぜ毛番にするかというと、綿番よりも毛番のほうが、適正ゲージなどに当てはめやすいのと、 毛番のものと比べやすいという理由で、わざと毛番に直して表示しているわけです。

ほかに、麻番手というのがありますが、これはvol.53「リネンのお話その2」でお伝えした、「潤紡」というこれまた特殊な紡績方法でひいたものが麻番手になります。
(麻番40/2=40×0.6=24なので、毛番2/24と表示)
麻番手で表示するのは、潤紡でひいたリネン100%のものです。

また、糸には、紡績だけでなく、違う素材を撚糸で組み合わせる素材もあります。

たとえば、
丸安毛糸のまたまた人気素材「Mellow Linen メローリネン」は、 毛番1/72のウール100%と、麻番60/1のリネン100%を撚って作っています。
このように違った番手のものを撚りあわせた場合、まず、それぞれをデニールに直します。

毛番1/72=9000÷72=125デニール

麻番60/1=60×0.6=36 毛番1/36になるので
毛番1/36=9000÷36=250デニールとなります。

そして、125デニール+250デニール=375デニールなので総合番手は
9000÷375=24 毛番1/24となるわけです。

ファンシーヤーンも同じで、いろいろな糸を組み合わせて作る素材は、わかりやすくする為に、すべて毛番で表記します。

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