春夏素材の加工(コンニャク加工・ギマ加工・シルケット加工)

【夏素材の加工のお話】

繊維に後から施す加工により、本来の性質に付加価値を施すことが出来ます。
春夏ニット素材で、多い2つの加工について、ご紹介したいと思います。

 

その①・・・コンニャク加工・擬麻(ギマ)加工
春夏素材で最も多い加工が、「コンニャク加工」です。
綿素材に最も多く使用されます。綿の他には、天然繊維に使用できる加工です。

「コンニャク加工」は文字通りコンニャク糊を糸にコーティングする加工です。加工することで糸にハリがでて、綿スラブなどは毛羽立ちがおさえられます。
また、コンニャク加工は食用のコンニャクと同じ成分ですので、安心して使用できる点や加工の際に有害な物質を出さないことから、エコギマ加工と呼ばれています。

似た加工で「擬麻(ギマ)加工」というものがあります。(ギマ加工の方が昔からありました。)
この加工も文字通り「麻に似せる」加工です。
セルロース系の樹脂をコーティングすることでやはり糸にハリが出ます。
「擬麻加工」の欠点は、コーティングしたセルロース樹脂が編みたてのとき少しはがれて粉落ちすることです。「コンニャク加工」は粉が落ちが少ないといわれています。

コンニャク加工とギマ加工は、加工に使う薬品が異なりますが加工後の糸形状はほぼ同じ仕上がりになります。毛羽をなくして、ハリを持たせることで清涼感を生み出します。
暑い春や夏に最適な素材へと変わります。

 

 

その②・・・「シルケット加工」
綿素材に最も多く使用されます。綿の他には、天然繊維に使用できる加工です。
綿の他にも、同じセルロース系の繊維ならシルケット加工が使えます。

バンブー(竹)シルケットなどがそうですが、品質が安定するのは綿素材です。

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綿の繊維を”苛性ソーダ溶液”という名前の溶液につけると、綿の繊維は、膨潤します。

膨潤した繊維を引っ張ると・・・
綿の繊維の断面の”楕円形”が、シルクの
断面のような ”三角形”に変化させます。

綿の断面は楕円形、光沢の強いシルクの断面は三角形をしています。綿の断面を三角形にすることで、シルクのような豊かな光沢を生み出すための加工です。

つまり、シルケット加工とは、綿をシルクのようにする加工のことです。

ですから、名前も”シルケット”です。

シルクの繊維の特徴は、光沢や艶、ハリなどが思い浮かびます。シルケット加工された 綿の糸は、光沢と艶、ハリが出てきます。
「シルケット加工」「マーセライズ加工」とも言われます。(マーサーさんと言う方が発明したそうです)

 

シルケット加工を施すことによりコットン100%でもカジュアルになりすぎず、高級感のある製品が作ることができます。綿素材の毛羽立ちも抑えることが出来ますのでより美しい表情を作ることが出来ます。

また、染料の吸収がよくなり染色しやすくなることで、発色が良くなったり、形状が安定し、ストレッチ性が出たりする場合もあります。

 

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