アクリル
【アクリルのお話】
アクリルについてご紹介します!
アクリルは、化学繊維の中で、最もウールに似た性質を持っています。
ふっくらとした手触りと保温性を持っています。
染色堅牢度が非常に良い繊維ですので、他の素材との混紡がよくされます。
ウールライクのアクリルを作る場合
アクリルの長繊維に、ウールの特徴でありクリンプ
”クリンプ”(毛の縮れ・うねり)をつけ、カットして短繊維にします。
わざわざウールの繊維に似せているわけです。
やわらかさも自由に調節できる素材なので、 カシミヤのような柔らかいものから、モヘアのようなハリのある毛質まで、 似せて作ることが出来るのです。
アクリルの種類で、バルキーアクリルというのがあります。
細かく分けて、
・ハイバルキーアクリル
・ハイハイバルキーアクリル
の2つがあります。
その違いは・・・染色時のアクリルの収縮率です。
・ハイバルキーアクリルは、25%
・ハイハイバルキーアクリルは、40%
縮みます。
染色前と染色後の番手が変わります。
例えば・・・25%縮む場合
染め前2/64→染め後2/48
という感じです。
重さは同じで糸が太くなるということは、糸が軽くなったということです。
綿は、重さがある素材なので、アクリルを混紡して、軽さを出したりします。
アウターなど、目付けのかかるものは、バルキーアクリル混のものがおすすめです。