リネン

春夏素材に欠かせない素材と言えば、麻素材です。

 

麻は、植物からなる繊維で、リネン(亜麻アマ)とラミー(苧麻チョマ)の2種類があります。
製品につける品質表示には同じ”麻”と表記されていますが、異なる植物ですので、一言に麻といっても性質や素材感は異なります。
ニット素材を選ぶ上では、知っておきたい2つの違いについてご紹介します。

 

【月光で織られた生地「リネン」】

「リネン」は紀元前3000年頃の古代エジプトで「月光で織られた生地」と呼ばれていたそうです。
美しい呼び名の通り優雅な光沢とソフトでなめらかな肌触りとが特徴です。
リネンにもいろいろな種類があります。生育環境や紡績方法で、ランク付けされています。
その中でも一流品といわれているのが 「アイリッシュリネン」です。
その「アイリッシュリネン」の最高峰として最高級のリネンを作りつづけてきたのがハードマン社です。
ハードマン社は、1835年創業の伝統ある紡績メーカーです。

ハードマン社のリネンは英国王室やホワイトハウスでも採用されているそうです。
現在は生産拠点を南アフリカのハードマンズ社へ移し、
アイリッシュリネンの精神を受け継いだ高級リネンの伝統は続いています。

リネン素材の特徴は、まずは見た目リネン本来の光沢です。
他の繊維にはない、奥深い光沢は高級感を演出し上質なニット製品の品格を保ちます。
そして、機能面でも他の素材にはない特徴が魅力です。
①「リネン」はコットンの4倍の吸水性があり、なおかつすばやく発散するので。汗や湿気を吸収し、放出させる力が強いのです。
②そして汚れが落ちやすい性質もあります。
③リネンは天然素材の中で一番丈夫といわれていてとても長持ちします。
と素晴らしい特徴を持ち合わせ”リネン”は、春夏用のニット素材には適しています。
そんなリネンを使った素材がこちら↓↓↓
Herdmans 40 ハードマン40 麻(リネン)100%
25/2(毛番手) 40/2(麻番手)

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【リネンのお話 その2】

『 月光で織られた生地 「リネン」 』を、掘り下げてみたいと思います。

「リネン」は私も大好きな素材で、シーツや枕カバーなども愛用していますが、あの独特のサラッと感には秘密がありました。
リネンはもともと繊維が短く、リネン100%では普通に紡績することはできません。

そこで、【潤紡】という特殊な方法で、糸を紡ぎます。
【潤紡】は、お風呂より少し熱いくらいのお湯の中で紡績します。
すると、リネンからペクチンという物質が溶け出して、繊維と繊維をくっつけます。
ペクチンは天然の多糖類で、ノリの役目をします。
表面全体をペクチンが覆うことで、独特のハリコシと光沢、サラッと感などが生れてくるわけです。

ペクチンは他にも、汚れがつきにくく、落ちやすいという役目もはたすので、テーブルクロスなどにも使われます。
ヨーロッパでは各家庭に伝わる伝統的なリネンのテーブルウェアがあったりしますよね。
ヴィンテージリネンなども人気です。

また、【潤紡】でひいたリネンは毛羽が少なく、キッチンクロスにも最適です。
グラスに毛羽が残りにくいんですね。

リネンのほかに、ヘンプも【潤紡】でひいたものがあります。

知れば知るほど魅力のあるリネンです。

ちなみに、ラミーは繊維長が長く、通常の紡績でひくことができるので、
【潤紡】ではひきません。

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↑【潤紡】のリネンの生地糸です。麻番手40/1(毛番1/24)。
毛羽が少ないですね。

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↑綿とリネンを混紡して、綿紡績でひいた生地糸です。
綿番16/1(毛番1/27)。
毛羽が目立ちます。

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