モヘア・モヘヤ

秋冬ニット素材には欠かせない、ヘアリーで軽くて柔らかい素材”モヘア”の素材の特徴について下記の項目にてご紹介します。

※最終製品の繊維の品実表記として「モヘア」ではなく「モヘヤ」が指定用語になりました。こちれの記事は統一前に書かれたものです。

 

・モヘアとは??
・モヘアの毛質の特徴は
・モヘアに適した糸形状は
・モヘア素材を使用する際の注意点は
・モヘアを活かすおすすめニット製品(編地)は
・ご存知でしたか? モヘアの縮絨方法のちょっとしたコツ
・モヘア繊維を使用したニット糸

 

モヘアとは??
アンゴラ山羊(アンゴラヤギ)から採れる毛です。獣毛の一種です。
注1:モヘアという名前の動物は存在しません。(←よく間違える方がいます。)
注2:モヘではなくモヘが正しいです。

 

モヘアは、成長段階によって糸の特徴(品質)がかわってきます。
なぜなら、成長にともない毛質が変化するためです。
子供の毛(キッドモヘア)は細く柔らかく大人(アダルトモヘア・モヘア)になるにつれ太く硬い毛になります。 

子供の毛(キッドモヘア)の中でもさらに細い毛を”スーパーキッドモヘア”といい、最高ランクのモヘア素材として高級ニットの代名詞にもなっています。

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*キッドモヘア

・・・生後3~6ヶ月くらい(24.0μ)スーパーキッドモヘア
・・・1年以内 (28.5μ~30.5μ)キッドモヘア



*アダルトモヘア
・・・  2年半以降 (40.0μ)

( )内は繊維の細さです。細いほど柔らかいです。
ちなみに、メリノウールは23.0μです。

 

モヘアは、太い繊維の糸なのです。
キッドモヘアは産毛のようなものですよね。

 

 

 

モヘアの毛質の特徴は・・・
*クリンプ(縮れ)が少ないので、弾力性・保温性が少ないです。
ですので弾力性・保温性に優れたウールと混ぜて使うことが多いです。

*スケール(ウロコ)が小さいので、滑らかで吸湿性に優れています。
一番の特徴は「光沢」です。毛素材の中で一番光沢の美しい素材です。


毛自体の色が白っぽい色をしています。
アンゴラのような毛を持つ山羊だから、「アンゴラ山羊」というのでしょうかね・・・

 

モヘアに適した糸形状は・・・

上記のモヘアの毛質の中でも、光沢としなやかなコシを活かして、ループヤーンやタムタムヤーンにすることが多くあります。
特にタムタムヤーンは、モヘアの毛質が最も活かされた糸形状です。

タムタムヤーンで使用されることが多いので、モヘア=モヘアのタムタムヤーンというのが定番化されています。その影響で毛足の長い糸(毛足のある糸)を俗して”モヘア”といったりします。”モヘア”という糸形状はありませんので、ご注意ください。
 

モヘア素材を使用する際の注意点は・・・
タムタムヤーン素材を使用する際の注意点をご紹介します。
★モヘアを使ったタムタムヤーン(毛足のある糸)の適正ゲージは、
(1/13)→(÷2)→(1/7.5)で考えてみると良いかと思います。
(毛足分を考慮した結果の計算式です。)

番手そのままのゲージに入れてしまうと、糸の良さや風合いがでなかったり無理やり編むことになるのでトラブルも元にもなりかねません。適正ゲージを見極めることが重要です。

また、モヘアは繊維にハリやコシがあります。天竺目で編むと、ゲタ目という編み目が均一にならない現象も起きます。糸の形状や混率によってこの現象は改善される場合もありますが、モヘア繊維の特性ですので、モヘア素材の味(良さ)としてとらえて頂きたいと思います。

 

モヘアを活かすおすすめニット製品(編地)は・・・
モヘアの毛足を出すには、畦編がおすすめです。度目を甘くした片畦・両畦にすることにより、編地の間に隙間ができその隙間から毛足が出やすくなります。
また、ジャカード柄の部分使いに使用してもメリハリを出すことが出来ます。
後加工として起毛加工をすると、より毛足を出すことができるので高級感あるニット製品に仕上がります。

 

ご存知でしたか? モヘアの縮絨方法のちょっとしたコツ・・・
モヘアの毛足出す、縮絨という後加工の工程には毛足を出しやすくするちょっとしたコツがあります。それは縮絨する水の温度を下げること。詳しくは丸安毛糸ブログで解説しています。
丸安毛糸ブログ「ご存知でしたか? モヘアの縮絨方法のちょっとしたコツ」
はこちらから>>>


 

モヘア繊維を使用したニット糸

弊社では、下記のようなモヘア繊維を使用した糸を取り扱っております。

他にも、レーヨンを使用した素材を多数取り扱っております。
弊社の取扱いニット糸のリストはこちら>>>

Platina
プラチナ

Platina.jpg

モヘア繊維の中でも最高級品質のスーパーキッドモヘアを使用したタムタムヤーン。
モヘアの光沢感が高級感を演出。番手も細く12Gでも編み事が出来ます。

番手:1/27
混率:
スーパーキッドモヘア65%
ウール5%
ナイロン30%

Victoria
ヴィクトリア

ヴィクトリア.jpg

モヘアとウールを使用したタムタムヤーン。程よい毛足が人気の秋冬定番ファンシーヤーン。

番手:1/13
混率:
キッドモヘア38%
ウール25%
ナイロン37%

Gladis
グラディス

モヘアウールとアクリルの紡績ダブルループ。ハリコシのあるモヘアは、ループ形状に最適の繊維です。
わたを切り替えながらループを作っているので、絣のようなグラデーションのような見え方になります。

番手:1/9
混率:
モヘア30%
ウール14%
アクリル34%
ナイロン22%

PlatinaSilk
プラチナシルク

Platina.jpg

モヘア繊維の中でも最高級品質のスーパーキッドモヘアを使用したタムタムヤーンを作る先に芯糸にシルクを使用した糸。シルクの光沢とモヘアの光沢感が高級感を演出。滑らかなで柔らかい風合いは着心地の良さへと。

番手:1/12
混率:
スーパーキッドモヘア55
ウール5%
シルク40%

Tyrant
タイラント

ヴィクトリア.jpg

シルクを芯にしたモヘアのタムタムヤーン。太番手のためよりシルクの光沢が際立ちます。

番手:1/4
混率:
モヘア70%
シルク30%

Kaleid
カレイド

Platina.jpg

キッドモヘアを使用したタムタムヤーンのロングピッチの絣糸です。
ボーダーのように切替わる色が特徴の素材。

番手:1/13
混率:
キッドモヘア33%
ウール33%
ポリエステル34%

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